街の灯
- 2009/07/30
- 23:01
北村薫の街の灯を読みました。
北村薫の新シリーズ、ベッキーさんシリーズの1冊目でした。
昭和初期が舞台の上流階級の女学生が主人公の物語でした。
脇役として別宮さんという名前の女性(主人公がベッキーさんと呼んでいる)が登場します。
主人公もベッキーさんも魅力的な設定で物語に引き込まれてしまいます。
戦争が始まろうとしている暗い時代、少女から大人の女性になっていく主人公がいろいろな事件に遭遇します。
それぞれの章では、北村薫らしい謎解きが用意されていて、そちらも楽しむことができます。
今回、直木賞を受賞したこのシリーズの物語が順次文庫化されるのを楽しみに待つことにしましょう。